解体工事、建築・土木工事業 │ 名古屋ナカテック

解体工事お役立ちコラム

まちをつなぐ解体工事のお話し

解体後の土地を次世代へ繋ぐ、ナカテックの想いと取り組み

はじめに:解体工事は新しい未来の第一歩

建物の解体と聞くと、どうしても「終わり」や「壊す」というイメージを持たれる方が多いのではないでしょうか。しかし私たち株式会社名古屋ナカテックは、解体工事を全く違う視点で捉えています。それは「新しい創造のはじまり」です。

長年その場所で役目を果たしてきた建物が、次の世代のために生まれ変わる準備をする。それが解体工事の本当の意味だと考えています。古い建物を取り壊すことで、その土地には新しい歴史を刻むチャンスが生まれます。新しい家族の暮らしが始まるかもしれませんし、地域に必要な施設が建つかもしれません。

私たちのポリシーは明確です。「想いを残し、次世代につなぐ」。これまでその建物に住まわれた方の想い、近隣の方々との関係、そしてこれから土地を使う方々のこと。人と人の繋がりを何よりも大切にしながら、未来ある解体工事を実現していきます。

そのために私たちが目指しているのは、依頼主様には心からの安心を、次に土地を使われる方には気持ちよさをお届けすることです。この記事では、ナカテックがどのように解体後の土地に「気持ちよさ」を生み出し、次世代へと引き継いでいるのか、具体的な取り組みをご紹介します。

第1章:「気持ちよさ」を生む、私たちの解体哲学

解体後の土地が「気持ちいい」状態とは、どういうことでしょうか。単に建物がなくなって更地になっている、それだけではありません。物理的にきれいであることはもちろん、心理的な安心感があり、地域社会とも調和がとれている状態を指します。

繋がりを大切にする丁寧な施工

ナカテックでは、この「気持ちよさ」の土台を作るために、近隣へのご挨拶や養生などの準備をきっちりと行い、丁寧な施工を心がけています。

「丁寧な施工」と一言で言っても、その中身は奥深いものです。作業が正確であることはもちろんですが、それ以上に周囲の環境や人々の気持ちに対する細やかな配慮が重要だと考えています。

具体的には次のような点を大切にしています。

まず、想いの承継です。長年そこに存在した建物には、必ず歴史があります。依頼主様の大切な想い出が詰まった場所です。私たちはそれを単なる廃棄物として扱うのではなく、敬意を持って向き合います。

次に、近隣との調和です。騒音や粉塵の対策として養生を徹底し、工事期間中のトラブルを未然に防ぎます。地域住民の方々との良好な関係を保つことは、解体工事において非常に重要です。弊社では近隣へのご挨拶についての完全ガイドもコラムで公開していますので、ぜひご覧ください。

そして最後に、土地の健全化です。地中に埋まっている障害物を完全に除去し、次に土地を利用する方が本当に気持ちよく使える状態に整えます。これこそが、次世代への責任ある引き継ぎだと考えています。

公的な評価が証明する信頼性

私たちのこうした丁寧な仕事ぶりは、お客様だけでなく公的機関からも評価をいただいています。

2025年9月5日、ナカテックは「2025年度優良工事等表彰」を受賞いたしました。これは、私たちの誠実な仕事が国にも認められたという確かな証です。日々現場で積み重ねてきた努力が、このような形で評価されたことを、社員一同大変誇りに思っています。

この受賞は、私たちが目指す「未来ある解体」の質の高さを公的に保証するものです。お客様に安心して工事をお任せいただける、その裏付けとなっています。

第2章:高い技術力で「気持ちよさ」を実現する

解体後の土地の品質は、解体工事そのものの技術レベルと環境への配慮によって決まります。ナカテックは長年の経験と専門的な知識を活かし、次世代が求める高い水準の土地をご提供しています。

どんな現場でも対応できる専門性

土地を「気持ちよく」お渡しするためには、どのような構造の建物であっても、完璧に、そして安全に解体を完了させる技術が必要です。

特に難しいのが狭小地での解体工事です。重機が入らないような狭い敷地では、安全管理、騒音・振動対策、資材の搬出に高度な工夫が求められます。一つ間違えれば近隣の建物に影響を与えてしまう可能性もあります。

例えば、住宅密集地で隣の家との距離がわずか数十センチしかないようなケースもあります。こうした現場では、大型重機は使えません。手作業と小型機械を組み合わせながら、慎重に解体を進めていきます。作業後の敷地周辺をクリーンに保つことが、最終的な「気持ちよさ」に繋がります。

また、鉄骨造やRC造(鉄筋コンクリート造)の解体工事は、木造に比べて難易度が高くなります。発生するガラ(廃棄物)の種類も量も異なりますし、地中への影響も変わってきます。

RC造の建物には、地中深くまで強固な基礎が打ち込まれています。これを完全に撤去しないと、次の建設工事で問題が発生します。「地中に何が残っているか分からない」というのは、土地を購入する方にとって最大の不安材料です。

ナカテックでは、こうした構造物特有の課題を熟知した職人が、地中を徹底的に確認し処理します。この技術力が、土地の品質を保証しています。

環境に配慮したリユース・リサイクル

次世代に引き継ぐ土地である以上、環境への配慮は欠かせません。ナカテックは、環境負荷を最小限に抑える取り組みを具体的に実行しています。

2025年8月11日、私たちはリユース・リサイクルの取り組みを本格的に開始しました。解体で出た不用品を無料で再利用へとつなげる仕組みです。

この取り組みには大きく3つの意義があります。

一つ目は、廃棄物の削減です。解体工事では大量の廃棄物が発生します。しかし、その中にはまだ十分使えるものも多く含まれています。これらを最終処分場に送るのではなく、必要とする方へつなげることで、処分場への負荷を大幅に軽減できます。

二つ目は、資源の有効活用です。建具や設備機器、家具など、まだ使えるものは次世代で活用する道を開きます。「もったいない」という日本の精神を大切にしながら、循環型社会の実現に貢献します。

三つ目は、土地の清浄化です。建材以外の残留物や不用品を徹底的に分別し処理することで、解体後の土地の清潔さを保ちます。細かなゴミまで丁寧に取り除くことが、次に使う方の気持ちよさに直結します。

このリユース・リサイクルは、単なるコスト削減策ではありません。「未来ある解体」を実現するための、企業としての社会貢献です。次世代に健全な土地を残すという想いを、具体的な行動で示しています。

第3章:お客様の安心が、次世代の気持ちよさを作る

解体後の土地が気持ちよく次世代へ引き継がれるためには、工事を依頼されたお客様自身が安心していることが重要です。ナカテックは、透明性の高い情報提供と豊富な実績を通じて、この安心をお届けしています。

実績とお客様の声が証明する品質

私たちの仕事の品質は、施工実績とお客様の声によって証明されています。

株式会社HYM様、株式会社イロドリ様、株式会社ワールド様など、多くのお客様から高い評価をいただいています。これらの声は私たちのホームページで公開しており、継続的な信頼の証となっています。

優良工事等表彰の受賞に加え、個々のお客様の満足度の高さは、ナカテックの丁寧な施工が現場レベルで徹底されていることを示しています。一つひとつの現場で真摯に向き合い、お客様の期待に応える。その積み重ねが、今日の信頼につながっています。

特に印象的だったのは、ある法人のお客様からいただいた言葉です。「解体工事は初めてで不安だったが、最初の打ち合わせから工事完了まで、常に丁寧な説明があり安心できた」というお声をいただきました。工事の技術だけでなく、コミュニケーションの質も高く評価していただけたことは、私たちの誇りです。

知識の共有で不安を解消

解体工事に関する知識は、一般の方にはなじみが薄いものです。この情報のギャップが、お客様の不安や不信感につながることがあります。

そこでナカテックでは、「解体工事お役立ちコラム」を定期的に更新し、皆様に役立つ情報をお届けしています。

コラムでは、解体工事を行う上で知っておくと良いこと、気をつけるべきこと、そして解体工事あるあるなどの業界の話も載せています。専門家として培った知識を惜しみなく提供することで、お客様が納得し安心できる解体プロセスを実現しています。

例えば、「解体工事の費用はどうやって決まるのか」「近隣への挨拶はいつ、どのように行うべきか」「地中埋設物とは何か」といった基本的な疑問から、「アスベスト調査は本当に必要なのか」「木造と鉄骨造で工期はどれくらい違うのか」といった専門的な内容まで、幅広くカバーしています。

こうした情報発信は、お客様との信頼関係を築く上で非常に重要です。知らないことが不安を生みます。だからこそ、私たちは積極的に情報を公開し、お客様が納得して工事を進められるようサポートしています。

空き家問題への真摯な対応

近年増加している空き家問題は、放置すれば近隣環境の悪化や土地の価値低下を招き、次世代への大きな負担となります。

ナカテックでは、空き家など解体工事にまつわる相談を無料で受け付けています。

「親から相続した実家が空き家になっているが、どうすればいいか分からない」「解体したいが費用が心配」「近所に迷惑をかけないか不安」といったご相談を多くいただきます。

この無料相談を通じて、適切な解体時期や方法、土地の利活用に関する助言を提供しています。例えば、自治体の補助金制度の情報をお伝えしたり、解体後の土地活用の選択肢をご提案したりすることもあります。

お客様が抱える未来への懸念を一つひとつ丁寧に解消し、気持ちよく次のステップへ進めるようサポートすること。それが私たちの使命だと考えています。

空き家の解体は、単に建物を壊すだけではありません。地域の安全を守り、土地の価値を維持し、次世代に負担を残さないための大切な決断です。私たちは、その決断を全力でサポートいたします。

第4章:次世代への投資としての土地づくり

解体工事で更地となった土地は、白紙の状態です。そこには無限の可能性が秘められています。ナカテックが追求する「気持ちよさ」は、この可能性を最大限に高めるための基盤づくりなのです。

土地の「負の遺産」を完全に除去

次世代が土地を利用する際、最も避けたいのは予期せぬ地中障害物や環境汚染の問題です。

例えば、旧建物の基礎の残骸、古い浄化槽の残滓、特に昔の建物に使われていた有害物質などが地中に残っていると大変です。次の建設や利用の際に、莫大な追加費用や工期の遅延が発生する可能性があります。

実際にあった事例をご紹介します。ある土地で新築工事を始めようとしたところ、地中から予想外のコンクリート塊が大量に見つかりました。前の解体業者が基礎を完全に撤去していなかったのです。結果として、追加の撤去費用に数百万円かかり、工事は大幅に遅れてしまいました。

こうしたトラブルを防ぐため、ナカテックでは専門的な技術と経験に基づき、RC造や鉄骨造の強固な基礎構造であっても、地中深くまで丁寧に確認作業を行います。

具体的には、解体後に地盤調査を行い、地中に何も残っていないことを確認します。疑わしい場所があれば、さらに掘削して徹底的にチェックします。「気持ちよく」再利用できる状態を保証することが、私たちの責任です。

この徹底した土地の清浄化作業こそが、次世代への最大の投資となります。目に見えない部分にこそ、私たちは手を抜きません。なぜなら、そこが土地の本当の価値を決めるからです。

地域社会との良好な関係を未来へ

解体工事が終わり更地になっても、その土地は地域社会の一部であり続けます。私たちのポリシーである「人と人の繋がりを大切にする」という姿勢は、工事後の土地の価値を維持する上でも重要な意味を持ちます。

工事期間中に徹底した近隣配慮を行うことで、工事完了後も近隣住民との間に不和が残りません。養生をしっかり行い、騒音を最小限に抑え、粉塵が飛ばないよう対策を講じる。こうした一つひとつの配慮が、地域との良好な関係を保ちます。

そして、新しい土地の利用者がスムーズに地域社会に受け入れられる環境を整えることができます。「あの工事の時は丁寧だったね」と近隣の方々に言っていただけることが、次に来る方にとっての財産になります。

これは、土地の気持ちよさを決定づける心理的な側面での重要な要素です。物理的にきれいなだけでなく、地域との関係も良好である。そんな土地こそが、本当に価値のある土地なのです。

ある現場では、工事完了後に近隣の方から「次に住む人にもよろしく伝えてください」というお言葉をいただきました。これほど嬉しいことはありません。私たちの仕事が、人と人とを繋ぐ架け橋になっていることを実感した瞬間でした。

おわりに:未来をつくる解体業者として

株式会社名古屋ナカテックが目指すのは、単に建物を撤去することではありません。解体後の土地を「気持ちよく次世代へ」引き継ぐ、未来志向の解体工事です。

この目標の達成は、2025年度優良工事等表彰の受賞に代表される公的な信頼と、狭小地やRC造にも対応できる専門的な知識と経験、そして何よりも「想いを残し、次世代につなぐ」という誠実なポリシーの徹底によって実現されます。

依頼主様には安心を、次に使われる方には気持ちよさをお届けするため、ナカテックはこれからも近隣へのご挨拶や養生などきっちりとした準備を怠らず、丁寧な施工を追求し続けます。

リユース・リサイクルの取り組みを通じて、環境にも配慮した持続可能な解体工事を推進してまいります。これは私たちができる社会貢献の一つの形です。

空き家対策をはじめ、解体工事にまつわるご相談は無料で受け付けております。次世代に「気持ちよさ」と「安心」を引き継ぐ解体工事をご検討の際は、ぜひナカテックにご相談ください。

私たちは「未来ある解体」を通じて、お客様の新しい創造の始まりを力強くサポートいたします。建物の終わりは、新しい未来の始まりです。その大切な節目を、私たちと一緒に迎えませんか。


株式会社名古屋ナカテック 解体工事のご相談は、お気軽にお問い合わせください。

無料相談

空き家など、解体工事にまつわる
相談に無料で受け付けます。

無料相談する
解体工事、建築・土木工事業 │ 名古屋ナカテック

©Nagoya nakatec Co., Ltd.