解体工事、建築・土木工事業 │ 名古屋ナカテック

解体工事お役立ちコラム

まちをつなぐ解体工事のお話し

解体工事の見積もりを比較する際にチェックすべき項目

こんにちは。株式会社名古屋ナカテックです。

解体工事を検討される際、複数の業者から見積もりを取られる方は多いと思います。しかし、見積もりを比較するとき、つい「総額」だけを見て判断してしまっていませんか。

実は、これが大きな落とし穴になることがあります。

私たちナカテックは、総合解体工事請負一式を専門とし、「新しい創造のはじまり。丁寧な施工で、未来をつくる」ことを理念としています。これまで数多くの現場を経験してきた中で、見積もりは単なる価格表ではなく、お客様への「ご安心」と次使われる方への「気持ちよさ」をお届けするための詳細な約束事だと考えています。

本記事では、解体工事の見積もりを比較する際に、価格の裏側にある真の価値を見抜くためのチェック項目を、専門業者の視点から詳しく解説します。

見積もりの「準備費用」が明確に書かれているか

解体工事で最も重要なのは、実は工事が始まる前の「準備」です。この準備費用がしっかりと見積もりに含まれているかどうかで、その業者の信頼性がわかります。

近隣への挨拶と養生の費用

解体工事では、騒音、振動、粉塵の発生が避けられません。だからこそ、近隣の皆様への配慮が何よりも大切になります。

見積もりの中に、近隣へのご挨拶の対応方針や、養生にかかる費用がきちんと含まれているかを確認してください。養生とは、工事中に飛散する粉塵や破片を防ぐために建物を覆うシートや、騒音を軽減するための防音シートなどを設置することです。

私たちナカテックでは、工事開始前に必ず近隣の皆様にご挨拶に伺います。工事の期間、作業時間、注意事項などを丁寧にご説明し、ご理解をいただくことを徹底しています。これは単なる形式的な挨拶ではなく、お客様が最も心配されるであろう近隣トラブルを未然に防ぐための大切な工程です。

この準備費用が極端に低い、あるいは見積もりに記載されていない場合は、注意が必要です。準備を省略した結果、工事中に近隣からクレームが入り、工事が中断してしまうケースも実際にあります。そうなると、工期が延びるだけでなく、追加費用が発生することもあるのです。

養生の品質が工事の質を決める

以前、他社で解体工事を行った後に、ナカテックにご相談いただいたお客様がいらっしゃいました。その現場では養生が不十分だったため、隣家の外壁に粉塵が付着してしまい、清掃費用を負担することになったそうです。

適切な養生は、周辺環境を守るだけでなく、お客様自身を守ることにもつながります。見積もりを比較する際は、養生費用がしっかりと計上されているかを必ず確認しましょう。

解体範囲が明確に定義されているか

見積もりの総額を比較する際、何が「解体範囲」に含まれているのかを厳密にチェックする必要があります。特に注意すべきは、建物本体以外の外構です。

建物だけではない、外構も含めた解体

外構とは、ブロック塀、庭木、カーポート、門扉、フェンス、物置などの建物以外の構造物を指します。実は、見積もりが「建物本体の解体のみ」に限定されているケースが少なくありません。

ナカテックでは、「建物だけじゃない。外構の解体工事もナカテックがしっかり対応」することを強みとしています。なぜなら、建物を解体しても外構が残っていては、土地を有効活用できないからです。

例えば、新築を建てる予定の土地に古いブロック塀が残っていたら、新しい建物の配置に影響が出る可能性があります。また、庭木の根が地中深くまで伸びていた場合、それを撤去しないと新しい基礎工事に支障をきたすこともあります。

総合請負だからこそできること

見積もりを受け取ったら、「この見積もりには何が含まれていますか」と具体的に確認してください。建物本体だけなのか、外構も含まれているのか。含まれている場合、どの範囲までが対象なのか。

ナカテックは総合解体工事請負一式として、敷地全体を見渡した解体計画を立てます。これにより、工程間の連携ミスを防ぎ、敷地全体を整える解体が実現できます。新しい創造のはじまりのために、土地をまっさらな状態にすることが私たちの使命です。

地中埋設物のリスクが考慮されているか

解体工事における最も大きな予期せぬ追加費用の原因は、「見えない埋設物」です。これは、解体工事を経験された方の多くが直面する問題でもあります。

地中に何が埋まっているかわからない

古い配管、使われなくなった基礎、浄化槽、井戸、古い廃棄物など、地中には様々なものが埋まっている可能性があります。特に古い建物の場合、建築当時の記録が残っていないことも多く、実際に掘り返してみないとわからないのが現状です。

地中埋設物が見つかった場合、その撤去費用は数十万円から、ケースによっては数百万円に及ぶこともあります。これが工事途中で発覚すると、追加費用として請求されることになります。

試掘調査という選択肢

このリスクを回避するために、ナカテックでは試掘調査を提案しています。試掘調査とは、解体工事の前に重機で地面を部分的に掘り起こし、埋設物の有無を確認する調査です。

試掘調査には費用がかかりますが、工事が始まってから予期せぬ埋設物が見つかるよりも、事前に把握して計画的に撤去する方が、最終的な費用を抑えられることが多いのです。

見積もりを比較する際は、地中埋設物の調査や、その撤去・処分に関する費用が適切に織り込まれているか、または条件が明記されているかを確認してください。「埋設物が見つかった場合は別途」という記載があれば、どのような条件で追加費用が発生するのかを事前に確認しておくことが大切です。

廃棄物処理の内訳が詳細に書かれているか

解体工事で発生する廃棄物は、木材、コンクリート、金属、プラスチック、ガラス、瓦、石膏ボードなど多岐にわたります。これらはすべて、法令に基づいて適切に分別・処分しなければなりません。

分別処理は法律で定められている

廃棄物の処理及び清掃に関する法律、建設リサイクル法などにより、解体工事で出る廃棄物の分別と適正処理は義務付けられています。違反すれば、業者だけでなく、場合によっては依頼主にも責任が及ぶ可能性があります。

見積もりにおいて、廃棄物の品目別の処分費が明確に示されているか、また、その分別・運搬費用が適正に計上されているかをチェックしてください。

ナカテックは、2025年9月5日に「2025年度優良工事等表彰」を受賞しました。これは、私たちの誠実な仕事が国にも認められたことを意味します。施工品質、安全管理、そして法令遵守が最高水準にあることの証明です。

極端に安い処分費には要注意

廃棄物処理費用が極端に安い見積もりには注意が必要です。適正な処理にはそれなりのコストがかかります。不当に安い場合、不法投棄など違法な処理が行われるリスクがあります。

もし不法投棄が発覚した場合、業者だけでなく依頼主も責任を問われる可能性があります。これは決して他人事ではありません。見積もりの安さに飛びついた結果、後々大きなトラブルに巻き込まれるケースが実際に存在します。

安全管理体制が整っているか

解体工事は、常に危険と隣り合わせの作業です。特に都市部や住宅密集地、通学路沿いなどでは、高度な安全管理が求められます。

歩行者を守るための配慮

ナカテックでは、「通学路のすぐそばでも安全に。解体工事で歩行者を守るための配慮」を徹底しています。具体的には、歩行者用の仮設通路の設置、誘導員の配置、作業時間の調整などです。

見積もりには直接現れない項目かもしれませんが、業者に「歩行者や交通への具体的な安全管理計画はどうなっていますか」と尋ねてみてください。明確に答えられる業者は、安全意識が高く、専門性を持っていると判断できます。

保険・保証体制の確認

万が一の事故や、近隣の家屋への損害が発生した場合に備え、業者が加入している保険の内容を確認することも重要です。特に賠償責任保険に加入しているかどうかは、必ず確認してください。

ナカテックは、すべての工事において高い倫理観と責任感をもって臨んでいます。万が一のトラブルにも迅速に対応できる体制を整えています。

業者の実績と評価を確認する

見積もりを出している業者が、その地域や業界で確固たる実績を持っているかを確認することは、リスク回避に直結します。

公的な評価は信頼の証

ナカテックは、2025年9月5日に「2025年度優良工事等表彰」を受賞しました。これは国から認められた実績であり、私たちの施工品質、安全管理、法令遵守が評価された証です。

見積もりを比較する際は、単なる価格競争ではなく、このような公的な評価を受けている業者を選ぶことが、最大の安心につながります。

お客様の声が物語る実績

ナカテックは、株式会社HYM様、株式会社イロドリ様、株式会社ワールド様といった企業からの具体的なお客様の声を公開しています。実際にご依頼いただいたお客様の評価は、何よりも信頼できる情報源です。

見積もりを受け取った際には、必ず業者のウェブサイトなどで具体的な実績や顧客評価をチェックしてください。施工事例の写真や、類似の構造(木造、鉄骨造、RC造)での実績があるかも確認ポイントです。

環境への配慮とリユースの取り組み

現代の解体工事は、単に建物を壊すだけではありません。資源の有効活用という社会的責任を伴います。

ナカテックのリユース・リサイクル活動

ナカテックは、「想いを残し、次世代につなぐ」というポリシーに基づき、2025年8月11日より「リユース・リサイクル」の取り組みを開始しました。解体で出た不用品を無料で再利用へ提供する活動です。

まだ使える家具、家電、建具などを廃棄するのではなく、必要とされる方に使っていただく。これは環境負荷を低減するだけでなく、物を大切にする心を次世代につなぐ取り組みでもあります。

環境への貢献は見積もりに現れにくい

このような環境負荷低減の取り組みは、見積もりの「価格」には直接現れにくいものです。しかし、持続可能な社会を目指す上で、業者を選ぶ際の重要な付加価値となります。

見積もりを比較する際は、その業者がどのような環境方針を持っているか、リサイクルやリユースに積極的に取り組んでいるかを確認してみてください。

解体後の土地の状態まで考えているか

解体作業の最終目的は、土地を平らでクリーンな状態に戻すことです。単に建物を壊して撤去するだけでは不十分です。

整地の品質が土地の価値を決める

見積もり書に、解体後の整地(更地)の品質に関する具体的な記述があるかを確認しましょう。どの程度まで平らにするのか、地中の障害物は完全に撤去するのか、土の入れ替えは必要か。これらが明確になっていることが重要です。

ナカテックは、徹底した埋設物撤去と丁寧な施工により、「次使われる方には気持ちよさをお届け」することを目指しています。新しい建物を建てる際に支障が出ないよう、また土地を売却される場合にも価値が下がらないよう、完璧な状態での引き渡しを保証します。

未来ある解体とは

解体工事は終わりではなく、新しい創造のはじまりです。その土地が次にどう使われるかを見据えた解体計画を立てることが、プロの仕事だと私たちは考えています。

情報公開と透明性のある業者を選ぶ

専門性の高い業者は、お客様に安心感を与えるために、知識を積極的に公開しています。

ナカテックの解体コラム

ナカテックでは、「解体工事を行う上で知っておくと良いこと、気をつけるべきこと」などをテーマにした解体コラムを定期的に更新しています。また、解体工事あるあるなどの業界のお話も載せています。

これは、お客様に少しでも解体工事について理解を深めていただき、安心して工事をお任せいただくための取り組みです。業界の透明性を高めることが、信頼につながると信じています。

情報公開の姿勢をチェック

見積もりを比較する際には、その業者がどれだけ親切に専門知識を提供しようとしているか、情報公開の姿勢をチェックすることも大切です。ウェブサイトやブログで情報発信をしている業者は、隠し事がなく、お客様との信頼関係を大切にしている証拠です。

まとめ:価格だけでは測れない安心を選ぶ

解体工事の見積もりを比較する際は、総額の低さに惑わされないでください。その価格が、専門性に基づくリスク管理、国に認められた信頼と実績、未来志向の丁寧な施工を網羅しているかを確認することが重要です。

安価な見積もりが、実は近隣トラブル、工期延長、追加費用、そして環境リスクを招く可能性があります。一方で、適正な価格できっちりとした準備と丁寧な施工を行う業者を選べば、すべてのリスクを事前に吸収し、最大のご安心を得ることができます。

ナカテックの総合解体工事請負一式サービスは、ワンストップの安心パッケージです。見積もりから施工、整地まで、一貫した責任体制でお客様をサポートします。

解体工事にまつわるご相談は無料で受け付けております。見積もりを比較する際の疑問点や、最適な解体計画についてお悩みの方は、ぜひお気軽にナカテックの無料相談をご利用ください。

私たちは、人と人の繋がりを大切にし、誠実な仕事を通じて、お客様の新しい創造のはじまりを力強くサポートします。

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