まちをつなぐ解体工事のお話し
こんにちは、株式会社名古屋ナカテックです。
解体工事と聞いて、皆さんはどんなイメージを持たれるでしょうか。建物を壊す、取り壊す、そんな物理的な作業を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、私たちナカテックが考える解体工事は、それだけではありません。そこには、長年住まわれた方の思い出があり、近隣の方々との関係があり、そして次にその土地を使われる方への配慮があります。
建物一つひとつに、人々の暮らしや歴史が刻まれています。私たちは、その「想い」を大切にしながら、次の世代へとバトンを渡していく。それが、ナカテックの解体工事なのです。
私たちの企業ポリシーは、「想いを残し、次世代につなぐ」という言葉に集約されています。これまで住まわれた方、その近隣の方々、次の世代の方、これらすべての人と人の繋がりを大切にし、未来ある解体を行います。
そして、私たちのサービス理念は「新しい創造のはじまり。丁寧な施工で、未来をつくる」ことです。解体は終わりではなく、新しい何かが始まる第一歩。だからこそ、私たちは依頼主様にはご安心を、次使われる方には気持ちよさをお届けすることをお約束しています。
今回は、このナカテックの「お約束」について、具体的にどのような取り組みをしているのか、詳しくご紹介させていただきます。
私たちナカテックの仕事ぶりは、2025年9月5日に「2025年度優良工事等表彰」を受賞したことで、国からも認められました。
この表彰は、単に工事が終わったというだけでは受賞できません。施工品質、安全管理、環境への配慮など、あらゆる面で優良な基準をクリアしている必要があります。
例えば、施工品質では、ただ建物を壊すだけでなく、地中に残る基礎やコンクリートガラなどの埋設物まで徹底的に除去しているか。安全管理では、作業員の安全はもちろん、近隣住民の方々への配慮ができているか。環境への配慮では、廃棄物の適切な処理やリサイクルへの取り組みが行われているか。
これらすべてが評価されて初めて、優良工事として認められるのです。
私たちは、この受賞を単なる名誉として受け取るのではなく、お客様への信頼の証として考えています。「ナカテックに任せれば安心だ」と思っていただける、その裏付けとなる実績です。
また、お客様の声も私たちの財産です。株式会社HYM様、株式会社イロドリ様、株式会社ワールド様をはじめ、多くのお客様から「丁寧な対応だった」「近隣への配慮が行き届いていた」といったお声をいただいています。
これらの声は、私たちが現場レベルで、一つひとつの工事に真摯に向き合っている証です。公的な評価と、実際のお客様からの信頼、この二つがあるからこそ、ナカテックの信頼性は揺るぎないものになっていると自負しています。
「丁寧な施工」と一言で言っても、その裏には高度な専門知識と長年の経験が必要です。
解体工事は、建物の構造や立地条件によって難易度が大きく変わります。
例えば、木造住宅の解体と、鉄骨造やRC造(鉄筋コンクリート造)の解体では、まったく違う技術が求められます。RC造は非常に強固な構造を持っているため、解体時には大きな騒音や振動が発生しやすくなります。
私たちは、こうした難しい工事においても、適切な工法を選択し、騒音・振動対策を徹底することで、近隣への影響を最小限に抑えます。
また、RC造の解体では、地中に残る基礎の処理も重要です。コンクリートの基礎を中途半端に残してしまうと、次にその土地を使われる方が建物を建てる際に大きな障害となります。私たちは、地中埋設物を徹底的に除去し、次使われる方が気持ちよく土地を利用できる状態に整えます。
もう一つ、難易度が高いのが狭小地の解体工事です。
重機が入らない狭い土地では、人力作業や小型重機を使った作業が中心になります。効率は下がりますが、だからこそ安全性の確保が何より重要になります。
私たちは、狭小地の解体でも、事前の現場確認を徹底し、作業員同士のコミュニケーションを密に取りながら、計画的に作業を進めます。
例えば、ある現場では、道幅が2メートルほどしかない住宅地での解体工事を行いました。大型重機は入れないため、小型の重機と人力で少しずつ建物を解体していきました。
狭い道路で作業するため、近隣の方々の通行を妨げないよう、作業時間を調整し、常に誘導員を配置しました。また、解体した材料を運び出す際も、トラックの駐車位置や積み込みのタイミングを綿密に計画しました。
こうした細やかな配慮と計画的な作業によって、近隣の方々からも「思っていたより静かで安心した」とお声をいただくことができました。
私たちの「丁寧な施工」は、現場に入る前の準備から始まります。
特に重要なのが、近隣へのご挨拶と養生(ようじょう)です。養生とは、工事中に周囲への影響を防ぐための保護措置のことで、例えば防音シートで囲ったり、飛散防止ネットを張ったりすることを指します。
騒音・振動、そして粉塵は、解体工事で最も気をつけなければならないポイントです。これらの対策を怠ると、近隣の方々からのクレームにつながり、工事が円滑に進まなくなります。
私たちは、高密度な防音シートやパネルを使用して騒音を減衰させ、飛散物から近隣の資産と人命を守る養生を徹底します。また、作業前には毎日、安全確認のミーティングを行い、事故ゼロに向けた意識を全員で共有しています。
こうした地道な準備と確認作業が、安全で安心な解体工事を実現する土台となっているのです。
私たちのポリシーの核心にあるのが、「人と人の繋がりを大切にする」という考え方です。
解体工事は、技術だけでは成功しません。依頼主様、近隣の方々、そして次にその土地を使われる方、すべての人との信頼関係が不可欠です。
解体工事におけるトラブルの多くは、コミュニケーション不足から生じます。
「いつから工事が始まるのか知らなかった」「どんな工事をするのか説明がなかった」「騒音がひどくて事前に聞いていた話と違う」、こうした不満は、事前の説明と挨拶があれば防げることがほとんどです。
私たちは、工事開始の前に必ず近隣の方々へご挨拶に伺います。それも、形式的な挨拶ではなく、工事の内容、期間、作業時間、騒音や振動の程度、緊急連絡先など、具体的な情報をお伝えします。
2025年10月16日には、「解体工事における近隣へのご挨拶:いつ、誰に、何を伝えるべきか完全ガイド」というコラムも公開しました。これは、私たちがこれまでの経験から培ってきた、クレームゼロに向けたコミュニケーション術を体系化したものです。
例えば、ある現場では、近隣に小さなお子さんがいるご家庭があることが事前の挨拶で分かりました。そのため、お昼寝の時間帯には大きな音が出る作業を避け、作業スケジュールを調整しました。
こうした細やかな配慮が、近隣の方々の理解と協力を得ることにつながり、依頼主様にも「近隣トラブルの心配がなくて安心した」と喜んでいただけるのです。
私たちは、専門家として培ってきた知識を、お客様や地域の方々と共有することも大切にしています。
当社のウェブサイトでは、「解体工事お役立ちコラム」を定期的に更新しています。解体工事を行う上で知っておくと良いこと、気をつけるべきこと、そして解体工事あるあるなどの業界のお話も載せています。
例えば、「解体費用の相場はどれくらい?」「解体工事の流れは?」「補助金は使える?」といった、お客様が知りたい情報を分かりやすく解説しています。
情報を公開することで、お客様は工事に対する不安が解消され、安心して業者選びや工事の準備ができます。私たちは、お客様が正しい知識を持つことが、良い解体工事の第一歩だと考えています。
また、空き家など、解体工事にまつわる相談を無料で受け付けています。「こんなことを聞いてもいいのかな」と迷われることもあるかもしれませんが、どんな小さなことでも構いません。お気軽にご相談ください。
私たちは、お客様に寄り添い、一緒に最適な解決策を考えることを大切にしています。
私たちの「お約束」の最終目標は、解体後の土地を気持ちよく次世代へ引き継ぐことです。
「未来ある解体」とは、単に建物を壊すだけでなく、環境への責任を果たし、次の世代に良い状態で土地を残すことを意味します。
2025年8月11日、私たちはリユース・リサイクルの取り組みを開始しました。
これは、解体で出た不用品を無料で再利用へとつなげる取り組みです。例えば、まだ使える家具や建具、設備機器などを、必要とされる方へ提供します。
解体工事では、多くの廃棄物が発生します。しかし、その中には、まだ十分に使えるものも少なくありません。これらを単に廃棄するのではなく、再利用することで、資源を大切にし、環境負荷を減らすことができます。
ある現場では、解体する建物から立派な木製の建具が出てきました。まだ十分に使える状態だったため、リユースの対象としてお客様に提案したところ、「捨てるのはもったいないと思っていた。誰かに使ってもらえるなら嬉しい」と喜んでいただけました。
こうした取り組みは、単なる法令遵守を超えた、企業としての環境意識の表れです。私たちは、次の世代に良好な環境を残すことも、解体業者の重要な責任だと考えています。
解体工事で忘れてはならないのが、地中埋設物の処理です。
建物を解体した後、地中に基礎の残骸やコンクリートガラなどが残っていると、次にその土地を使われる方が建物を建てる際に大きな障害となります。最悪の場合、新しい建物の地盤に影響を与え、建物の安全性を損なう可能性もあります。
私たちは、地中埋設物を徹底的に除去します。特に、鉄骨造やRC造の解体では、深い基礎が地中に残りやすいため、慎重な作業が必要です。
解体後の土地をきれいに整地し、次使われる方が気持ちよく利用できる状態にする。これが、私たちの「次使われる方には気持ちよさをお届けします」というお約束の具体的な実践です。
ある依頼主様からは、「解体後の土地がとてもきれいで、すぐに次の建築に取りかかれた」とお褒めの言葉をいただきました。こうした声が、私たちの何よりの励みになっています。
ここまで、ナカテックの取り組みについてご紹介してきました。
私たちの「お約束」は、単なる営業トークではありません。「想いを残し、次世代につなぐ」というポリシーを、日々の現場管理、技術、そして地域社会との関わりの中で具体的に実行するための行動規範です。
依頼主様には、近隣トラブルの心配がなく、安全で確実な工事を提供することで「ご安心」を。次使われる方には、きれいに整地された、気持ちよく使える土地を残すことで「気持ちよさ」を。
そして、これらを実現するために、私たちは「近隣へのご挨拶や、養生などきっちりと準備して、丁寧な施工を心がけます」。
2025年度優良工事等表彰の受賞は、私たちの仕事が国からも認められた証です。しかし、私たちはこれに満足することなく、さらなる技術の向上と、お客様への誠実な対応を続けていきます。
解体工事は、終わりではなく始まりです。
古い建物を解体した後、その土地には新しい建物が建ち、新しい暮らしが始まります。あるいは、公園や駐車場として、地域の方々に利用される場所になるかもしれません。
私たちナカテックは、そうした「新しい創造のはじまり」を支えることが使命だと考えています。
空き家対策、老朽化した建物の解体、建て替えのための解体など、解体工事に関するあらゆるご相談を無料で受け付けています。「こんなこと聞いてもいいのかな」と思われることでも、どうぞお気軽にお問い合わせください。
私たちは、お客様の新しい一歩を、丁寧な施工で力強くサポートいたします。
想いを残し、次世代につなぐ。それが、株式会社名古屋ナカテックの約束です。
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