解体工事、建築・土木工事業 │ 名古屋ナカテック

解体工事お役立ちコラム

まちをつなぐ解体工事のお話し

外構解体の具体的な範囲とは?ブロック塀・庭木・カーポートの解体を徹底解説

解体工事というと、建物本体の取り壊しをイメージされる方が多いのではないでしょうか。しかし実際には、敷地内にあるブロック塀や庭木、カーポートといった外構部分の解体も、工事全体において非常に重要な役割を果たしています。

私たち株式会社名古屋ナカテックは、建物だけでなく外構の解体工事もしっかりと対応し、お客様に安心していただける総合的なサービスを提供しています。今回は、外構解体の具体的な範囲について、特にブロック塀、庭木、カーポートの取り扱いを中心に詳しく解説いたします。

外構解体とは?建物解体との違いを理解する

外構解体とは、敷地内の建物以外の構造物や植栽を撤去する工事のことを指します。具体的には、ブロック塀やフェンス、門扉、カーポート、庭木、物置、庭石、アプローチのタイルやコンクリートなどが対象となります。

建物解体と外構解体の大きな違いは、その位置関係にあります。外構は敷地の境界線付近や道路に面していることが多く、近隣の方々や通行人の安全に直接影響を与えやすいという特徴があります。

例えば、通学路に面したブロック塀を解体する場合、登下校の時間帯を避けた作業計画が必要になります。私たちは常に「通学路のすぐそばでも安全に。解体工事で歩行者を守るための配慮」を実践し、地域の皆様の安全を最優先に考えています。

また、外構解体では地中に埋まっている基礎や配管、古い浄化槽などの埋設物への対応も欠かせません。これらは地上から見えないため、経験豊富な専門業者による事前調査が重要になります。

私たちナカテックは、2025年度優良工事等表彰を受賞し、誠実な仕事が国にも認められました。この実績は、外構解体を含むすべての工程において、高い品質と安全性を保証するものです。

ブロック塀の解体:境界線と安全性の両立

ブロック塀は敷地の境界を示す重要な構造物ですが、経年劣化や地震による倒壊リスクを抱えているケースも少なくありません。安全性の観点から解体を検討される方も増えています。

ブロック塀の解体で最も注意が必要なのは、隣地との境界線の確認です。境界線上にあるブロック塀の場合、お隣の方との事前協議が不可欠になります。私たちは工事前に必ず近隣へのご挨拶を行い、工事内容やスケジュールについて丁寧にご説明しています。

実際の解体作業では、ブロック塀が倒れる方向を正確にコントロールしながら、安全に撤去していきます。密集した住宅地では、破片の飛散を防ぐための養生を徹底します。養生シートやパネルを使用し、隣地や道路への影響を最小限に抑える配慮が必要です。

ブロック塀の解体で見落としがちなのが、地中に埋まっている基礎部分の処理です。この基礎はフーチングと呼ばれ、コンクリートで強固に作られています。基礎を残したままにすると、将来的に新しい外構工事や建築計画の妨げになってしまいます。

私たちは解体工事で行う試掘調査を実施し、埋設されている基礎の位置や深さを正確に把握します。そして重機を使用して基礎を掘り起こし、完全に撤去します。この作業により、敷地の地下をクリーンな状態に整地し、次の利用者の方が気持ちよく使える土地へと生まれ変わらせることができます。

あるお客様からは「ブロック塀を解体したら、こんなに敷地が広く感じるようになった」というお声をいただきました。古いブロック塀を撤去することで、見通しが良くなり、防犯面でもメリットが生まれることがあります。

ブロック塀の解体費用は、高さや長さ、厚みによって変動します。一般的な高さ1.8メートル、厚さ15センチメートルのブロック塀であれば、1メートルあたり数千円から1万円程度が相場です。ただし、基礎の撤去や処分費用、重機の搬入費用なども含めた総額でのお見積もりが重要になります。

庭木・植栽の解体:想いを残しながら次世代へつなぐ

庭木や植栽の撤去は、単に木を切り倒すだけの作業ではありません。そこには、ご家族の思い出や長年の歴史が刻まれていることが多く、私たちは「想いを残し、次世代につなぐ」という理念のもと、慎重に作業を進めています。

樹木を伐採する際、地上部分だけでなく地中の根の処理が非常に重要です。大きな樹木の場合、根が広範囲に張り巡らされており、これを残したままにすると地盤沈下や新しい建物の基礎に悪影響を及ぼす可能性があります。

例えば、直径50センチメートルを超える大木の場合、根は地下2メートル以上、水平方向には幹の直径の3倍以上に広がっていることがあります。私たちは土地の将来的な利用目的に合わせて、適切な深さまで根を撤去します。

庭木の中には、お子様の誕生記念樹や、代々受け継がれてきた貴重な樹木が含まれていることがあります。そのような場合、移植や一部保存のご提案も行っています。また、立派な庭石や灯籠なども、ご希望があれば新しい場所で活用できるよう配慮いたします。

私たちナカテックでは、2025年8月11日よりリユース・リサイクルの取り組みを開始しました。解体で出た不用品を無料で再利用へ提供し、資源の有効活用と環境負荷の低減に努めています。状態の良い庭石や植木鉢、装飾品などは、次の利用者の方に喜んでいただけるよう、リユース一覧を通じて新しい命を吹き込んでいます。

伐採された木の枝葉についても、適切に処理を行います。木材チップとしてリサイクルされるものもあれば、堆肥として再利用されるものもあります。このような循環型の取り組みは、未来ある解体を実現するための大切な一歩だと考えています。

ある現場では、樹齢50年を超える松の木の伐採をお手伝いしました。お客様は「祖父が植えた木だから寂しい」とおっしゃっていましたが、幹の一部を記念に残し、年輪を数えて家族の歴史を振り返る機会を提供させていただきました。単なる解体作業ではなく、お客様の想いに寄り添うことが私たちの使命だと考えています。

庭木の撤去費用は、樹木の種類や大きさ、本数によって大きく変わります。小さな低木であれば1本あたり数千円から、大木になると数万円以上かかることもあります。根の撤去が必要な場合は、別途費用が発生しますので、事前の現地調査とお見積もりが重要です。

カーポート・駐車場の解体:複合構造への専門的アプローチ

カーポートや車庫、コンクリート製の駐車場は、鉄骨、アルミ、プラスチック、コンクリートなど、複数の異なる素材で構成されている複合構造物です。これらの解体には、構造に応じた適切な分別と処理が必要になります。

カーポートの骨組みは、一見軽量に見えても、風雨に耐えるために地面に強固に固定されています。解体時には、周囲の建物や隣地の構造物に接触しないよう、慎重に構造材を分離していきます。

特に注意が必要なのは、屋根材の撤去です。ポリカーボネート製の屋根材は軽量ですが、風で飛ばされやすく、破片が鋭利になる危険性があります。私たちは作業員の安全確保はもちろん、養生をきっちりと行い、周辺への影響を防いでいます。

駐車場のコンクリート舗装やアスファルト舗装の撤去には、重機の使用が不可欠です。油圧ブレーカーでコンクリートを破砕し、バックホウで掘り起こして搬出します。この作業では振動や騒音が発生しやすいため、近隣の方々への事前説明と、作業時間帯の配慮が重要になります。

実際の現場では、朝8時から夕方5時までの間で、お昼休憩をしっかりとるなど、生活環境への影響を最小限に抑える工夫をしています。また、コンクリート破砕時の粉塵対策として、散水を行いながら作業を進めます。

カーポートの基礎部分も、ブロック塀と同様に地中深くまで埋まっています。基礎が残っていると、将来的に新しいカーポートの設置や、花壇の造成などの妨げになります。私たちは試掘調査で基礎の位置を確認し、完全に撤去することで、土地の価値を維持します。

カーポート解体で発生する廃棄物は、金属(骨組み)、プラスチック(屋根材)、コンクリート(基礎や土間)など多岐にわたります。私たちは優良工事として認められた実績を持つ業者として、これらを法令に基づき厳密に分別し、適正に処理しています。

リユース可能な金属部材は、スクラップとして専門業者に引き渡し、資源として再利用されます。状態の良いコンクリート二次製品があれば、私たちのリユース・リサイクルの取り組みを通じて、次の利用者の方にお譲りすることもあります。

ある現場では、築30年のアルミ製カーポートを解体しました。骨組みは錆びていましたが、基礎部分は非常に強固で、撤去に予想以上の時間がかかりました。しかし、お客様からは「こんなにしっかりした基礎だったから、台風でも倒れなかったんですね。でも、これで新しい駐車場が作れます」と感謝のお言葉をいただきました。

カーポートの解体費用は、サイズや構造によって異なります。一般的な1台用のアルミカーポートであれば、5万円から10万円程度が相場です。コンクリート土間の撤去が必要な場合は、面積に応じて追加費用が発生します。

外構解体における地中リスクへの対応

外構解体で特に注意が必要なのが、地中に潜む見えないリスクです。古い敷地では、撤去されたはずの配管や浄化槽、過去の埋設物が残っていることが珍しくありません。

例えば、昔の住宅では敷地内に浄化槽が埋められていたケースが多くあります。下水道が整備された後も、浄化槽は埋められたまま放置されていることがあり、これが将来的な建築計画の障害になります。

また、庭の地下には古い水道管やガス管、電気ケーブルなどが埋設されている可能性があります。これらを把握せずに重機で掘削すると、破損や事故につながる危険性があります。

私たちナカテックは、解体工事で行う試掘調査を実施し、事前に埋設物の位置や種類を特定します。試掘調査とは、重機や手作業で地面を部分的に掘り返し、地中の状況を直接確認する調査方法です。

この調査により、予期せぬ埋設物による工事の遅延や、追加費用の発生を防ぐことができます。お客様に安心していただくためにも、そして次に土地を使われる方が気持ちよくスタートできるようにするためにも、この地中リスクの排除は欠かせない工程です。

ある現場では、試掘調査によって古い井戸の存在が判明しました。図面には記載されていなかったため、事前調査がなければ重機が転落する事故につながる可能性もありました。適切に埋め戻しを行い、安全な土地として引き渡すことができました。

地中埋設物の撤去は、種類や大きさによって費用が変動します。小さな配管であれば数万円、大きな浄化槽になると数十万円かかることもあります。しかし、将来的なトラブルを避けるためには、必要な投資だと考えています。

近隣への配慮と安全管理の徹底

外構解体では、近隣の方々への配慮が特に重要になります。敷地の境界付近での作業が多いため、騒音や振動、粉塵などが隣地に影響を与えやすいためです。

私たちは工事開始前に、必ず近隣の方々へご挨拶に伺います。工事の内容、期間、作業時間帯、緊急連絡先などを記載したチラシをお渡しし、丁寧にご説明します。この事前コミュニケーションが、トラブルを未然に防ぐ最も効果的な方法です。

工事中は、養生をきっちりと行います。防音シートや飛散防止ネットを設置し、作業エリアを明確に区画します。特に通学路や生活道路に面している場合は、歩行者の安全を最優先に考え、誘導員を配置することもあります。

私たちが大切にしているのは「通学路のすぐそばでも安全に。解体工事で歩行者を守るための配慮」という姿勢です。子どもたちや高齢者の方々が安心して通行できるよう、作業時間帯の調整や、安全通路の確保を徹底しています。

ある現場では、小学校の通学路に面したブロック塀の解体工事でした。学校や保護者の方々と事前に協議し、登下校の時間帯は作業を中断することで、子どもたちの安全を確保しました。保護者の方からは「丁寧な対応に安心しました」というお声をいただきました。

また、工事車両の駐車についても配慮が必要です。狭い道路では、近隣の方々の車の出入りを妨げないよう、適切な位置に駐車します。必要に応じて交通誘導員を配置し、スムーズな車両の通行を確保します。

万が一、作業中に隣地の構造物を傷つけてしまった場合には、速やかにお詫びし、修復の対応を行います。私たちは賠償責任保険にも加入しており、万全の体制を整えています。

ナカテックの総合解体サービスがもたらす価値

私たち株式会社名古屋ナカテックは、建物と外構を一体として捉えた総合解体サービスを提供しています。この一貫したサービスには、お客様にとって多くのメリットがあります。

まず、窓口が一本化されることで、お客様の手間が大幅に削減されます。建物は業者A、ブロック塀は業者B、庭木は業者Cと分けて依頼すると、それぞれとの調整や見積もり比較に時間がかかります。私たちにすべてお任せいただければ、一度のご相談ですべてが完結します。

次に、トータルコストの削減につながります。複数の業者に分けて依頼すると、それぞれが重機や人員を手配するため、コストが重複します。私たちが一括して行うことで、効率的な工程管理と資源の有効活用が可能になり、結果的に費用を抑えることができます。

また、工期の短縮も大きなメリットです。建物解体と外構解体を同時並行で進めることができるため、全体の工期を短縮できます。お客様が早く次のステップに進めるよう、効率的なスケジュール管理を行っています。

私たちの強みは、長年の経験と実績に裏打ちされた技術力です。2025年度優良工事等表彰を受賞したことは、誠実な仕事が国にも認められた証です。この実績は、お客様に安心してお任せいただける根拠となっています。

お客様からいただいた声として、株式会社HYM様からは「丁寧な対応と確実な施工に感謝しています」、株式会社イロドリ様からは「事前説明がわかりやすく、安心して任せられました」というお言葉をいただいています。

私たちのポリシーは「想いを残し、次世代につなぐ」ことです。解体という仕事は、一見すると破壊する作業に思えるかもしれません。しかし、私たちは解体を「新しい創造のはじまり」と捉えています。

古い建物や外構を丁寧に解体し、土地をクリーンな状態に整えることで、次の利用者の方が気持ちよく新しいプロジェクトを始められる。それが私たちの目指す姿です。

リユース・リサイクルの取り組みも、この理念の具体的な実践です。まだ使える物を無料で次の方に提供することで、資源を無駄にせず、循環型社会に貢献しています。これは単なる廃棄物処理ではなく、モノの価値を次世代につなぐ活動だと考えています。

外構解体を含む総合解体工事は、専門的な知識と経験、そして地域への配慮が求められる、非常に奥深い仕事です。私たちナカテックは、この分野のプロフェッショナルとして、お客様に最高のサービスを提供し続けます。

まとめ:安心と気持ちよさを次世代へ

外構解体は、ブロック塀、庭木、カーポートといった多様な構造物を、安全かつ適切に撤去する専門的な作業です。それぞれの構造物には固有の特性があり、解体には異なるアプローチが必要になります。

ブロック塀の解体では、境界線の確認と隣地への配慮、そして地中基礎の完全な撤去が重要です。庭木の撤去では、根の処理と想い出への配慮、そしてリユースへの取り組みが価値を生み出します。カーポートの解体では、複合素材の適切な分別と、安全な作業管理が求められます。

これらすべてに共通するのは、見えない地中リスクへの対応と、近隣への丁寧な配慮です。私たちナカテックは、試掘調査で地中の状況を把握し、事前のご挨拶と養生で近隣の安全を守り、優良工事として認められた技術で確実な施工を実現しています。

解体工事についてのご相談は、いつでも無料で承っています。外構の解体でお悩みの方、これから建て替えや土地活用をお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

私たちは、依頼主様にはご安心を、次に使われる方には気持ちよさをお届けすることをお約束します。想いを残し、次世代につなぐ解体。それが株式会社名古屋ナカテックの使命です。

無料相談

空き家など、解体工事にまつわる
相談に無料で受け付けます。

無料相談する
解体工事、建築・土木工事業 │ 名古屋ナカテック

©Nagoya nakatec Co., Ltd.